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サクラローレル列伝・編集後記

オフサイドトラップに金杯で勝ったサクラローレルの列伝も復刻しました。・・・こんな強い馬が「列伝」でいいんだろうか。読み返しながら、そんなサクラローレルに対して戦いを挑み続け、そして戦術的には狙い通りの展開に持ち込みながら、それでも負け続けたマーベラスサンデーが不憫になってきたのは内緒です。

実は、サクラローレルが出走したGlは、たった4回しかありません。この回数で「捨てGl」がないというのは、密度という意味で理想的です。長すぎず短すぎず、しかもヤマ場が多すぎず少なすぎず、はっきりしている馬というのは、割と物語を構成しやすいのです。話が綺麗にまとまりすぎて、列伝っぽさがなくなってしまうのは、果たして長所なのか短所なのか。

サクラの馬はウマ娘OK(委員長やチヨノオーがいる)なのにローレルがウマ娘になっていないのは不思議・・・と思っていたら、今月下旬更新予定の新ストーリーに新規ウマ娘登場ということで、サクラローレルが有力候補だとか。メジロマックイーン→ライスシャワー→ウイニングチケット→ナリタブライアンと来たら、その次はサクラローレル自身か、そのライバルのどれか・・・というのは自然な読み。あるいはサニーブライアンという線もありますが、どちらにしてもwktk。

ところで、サクラローレルという馬は、史観によっては「本紀」になってもおかしくないのですが、私の感覚ではぎりぎり「列伝」でした。20世紀の名馬たちの中で、私が現在「本紀」相当と考えているのは、

ミスターシービー、ニホンピロウイナー、シンボリルドルフ、メジロラモーヌ、タマモクロス、オグリキャップ、メジロマックイーン、トウカイテイオー、ミホノブルボン、ビワハヤヒデ、ナリタブライアン、マヤノトップガン、アブクマポーロ、タイキシャトル、メジロドーベル、スペシャルウィーク、グラスワンダー、エルコンドルパサー、テイエムオペラオー

あたりまででしょうか。こうして並べてみると「Gl3勝」と「Gl4勝」の間が境界線、ただし年度代表馬に選出される馬は+1勝換算・・・とすると、割と近い感覚になります。その論法でいくと、Gl2勝+年度代表馬のサクラローレルは、本紀ポイント(?)が3どまりで、既に「列伝」として投入されたスーパークリークやライスシャワー(いずれもGl3勝、年度代表馬選出歴無し)と同点のため、「本紀」に一歩届かなかったことは正当化されます。・・・とはいえ、この論法を他に当てはめるとエルコンドルパサーも「列伝」相当となる一方、Gl3勝+年度代表馬のイナリワンが本紀馬となるはずで、やはり私の「主観」抜きでの説明は困難なようです。21世紀まで視野に入れたら、大変なことになりそうだ。。。

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