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「あっと驚くダイユウサク」?

「ダイユウサク列伝」で長らく掲載していた「あっと驚くダイユウサク」という一文でしたが、twitter上でこれはは誤用であるというご指摘を受けました。競馬実況的には「あっと驚くギャロップダイナ」「これはびっくりダイユウサク」が原典であるはずで、その割に「あっと驚くダイユウサク」が人口に広く膾炙しているのは、ある競馬本の誤用がきっかけであるとのことです。…うん、その本は確かに持っている。そして、レースの動画を確認してみると…確かにその通り。謹んで訂正させていただきました。

言い訳をさせていただくと、「ダイユウサク列伝」の初稿を書いたのは約25年前(!)、1998年8月のことですが、当時はレース映像を動画で楽しめる環境になく、レース以外の文章がある程度まとまると渋谷のプラザエクウスに出かけ、狙いのレースを見て脳内に記憶し(!)、優駿等のレース回顧と照らし合わせながらレース描写を完成させる…という手法を取っていました。そういえば、ダイユウサクの有馬記念は、一緒に見た他のレースと混同したのか、アップして1ヶ月くらいまでのVer.は「プレクラスニーをかわし、先頭に立ったメジロマックイーンを、ダイユウサクがさらにかわして突き抜けていく」という展開でした。…この時は特に読者のご指摘を受けたわけではなかったのですが、もう一度エクウスでこのレースを見直していた時に

「あれ?メジロマックイーンって、一度も先頭に立ってなくね?」

と気づき、そそくさと修正した…ような気がします。

そうした環境だったため、正直実況の確認までは頭が回っておらず、さらには「あっと驚くダイユウサク」の根拠となる資料まであったことから、そこについては気が付かないまま現在に至る…というのが真相です。

若気の至りとはいえ、ダイユウサクには申し訳ないことをしました。お詫びとして、もしダイサンゲンがウマ娘化された場合には、天井覚悟でお迎えする覚悟です。

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