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ウィナーズサークル列伝・編集後記

少し油断すると「ウィナーズサークル」だったか「ウイナーズサークル」だったか曖昧になる、未復刻列伝の中でもかなり古めのこの列伝を読みながら感じたのが、

「あれ、レースの描写とか、凄くシンプルじゃね?」

ということ。文章量的にも、明らかに後期のものよりあっさり目なのです。

ジャンプ黄金期とかの長期連載漫画を完結後に読み直してみると、初期のバトルは重要度にもかかわらず数週間で終わっているのに対し、終盤のバトルは何か月もかけていたりすることが珍しくありません(北斗の拳とかキン肉マンとか聖闘士星矢とか)。サラブレッド列伝も、期せずしてこうしたバトルものの定理を再現していたとは・・・!

 とはいえ、せっかく復刻するのだから、特に薄味な本列伝には、少しは新しい視点を入れた方がいいかも・・・と思って加えた基軸は・・・同じ年に生まれ、同じ年に初年度産駒を同じ日本でデビューさせた日米ダービー馬の種牡馬としての軌跡。

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

あまりに悪趣味すぎました・・・orzあまりの残酷さに耐えられなくなり、2年で打ち切り。

閑話休題。ウィナーズサークルといえばどうしてもついてくるのが、「史上最弱?」1989(平成元)年クラシック世代の話題。少なくとも近代競馬が完成した84年以降において、世代混合Glを1勝しかできていない(1990宝塚記念・オサイチジョージ)この世代以上に弱い世代が存在するのか?・・・という不名誉な形で名前がよく挙がったりします。

最弱世代論争で他に名が挙がるのは2000年世代(エアシャカール、アグネスフライト)ですが、ここは外国産馬(アグネスデジタル、エイシンプレストン、タップダンスシチー)がやたら強い世代で、2008年世代(ディープスカイとか)もダートが無双(スマートファルコン、エスポワールシチー、サクセスブロッケン!!!!!!)といった強力なエクスキューズが存在する半面、89年は別路線が未発達というハンデもあって、言われ放題、やられ放題。。。

ウマ娘にすら実装希望の声をあまり聞かない悲劇の世代ですが、その気になれば、ホッカイドウからの転校生、白いヤツ、ダービーウマ娘を親に持つ二代の夢、雨女なチヨちゃんの妹、ギャンブルなしの世界でどう描くかはさておき20番人気の大穴娘とかでお話は作れるはずなので、シングレ推しついでになんとかしてあげてほしい。。。

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